留学のセーフティネット

留学準備

2026/3/8

そろそろ春の足音が聞こえて来ましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。


早咲の桜が咲いて、もう3月。かつての同級生たちはそろそろみんな卒業式を迎えているころでしょうか。苦い思い出も多かった日本の学校生活でしたが、それでも仲良くしてくれたお友達、楽しかった時間の記憶はもちろん残っています。あの子たちはどうしているかな。いよいよ大学進学などで、生まれた家から旅立っていく子もいるだろうなと想像したら、3年前の6月、もち子を空港に見送りに行き涙涙でお別れしたあの日のことを、まるで昨日のことのようにまざまざと思いだしました。
今思い出してもとても辛かったあの日。これから同級生の親御さんたちも、遠からず子どもの巣立ちを迎えて、きっとぽっかりと穴の空いたような寂しい思いをされるでしょう。その思いには本当に共鳴してしまいます。
でも!子どもが巣立っていくのは本当はとても素晴らしいことですよね。全力で泣いたら、全力で陰ながら応援していく。それだけしかできないのですが、遠くから見守ることで今まで見えなかったことが見えてくることもありますので、ここは頑張ってひとまず巣立ちを祝いたいです!

出ばなから感傷的になってしまった。きっと綺麗に咲いている桜のせいです!

現地サポートと仲間

さて。今日は、周りから反対意見があった時どう受け止めるか?そして何を安心材料として担保しておくかについて、現地サポートと日本人留学生の仲間、という切り口から考えてみたいと思います(現地オフィスの多くはカナダで言えばトロントやバンクーバーなど都市部にあるため、そうした地域以外に留学を考えている方は、予備情報程度に読んでみてください)

周りから賛成され応援してもらうということは、留学を成功させるためにとても重要だと思います。もし賛同を得ていたら、場合によっては祖父母から金銭面でサポートを受けられるかもしれないし、何かトラブルがあった時に、助けになってもらえるかもしれないですよね。
でもこれがもし反対されていたとしたら。協力と応援が得られないばかりか、留学という選択自体が果たして正しいのかという、自分の判断への疑問が生じかねないですね。自分たちには固い意志と理由があるつもりでも、近しい周りの反対意見というものはボディーブローのようにしんしんと効いてきて、その決意を試してくる時があります。もしここで少し気持ちがぐらつく時は、留学をもう一度しっかり考えなおしてみる必要があるかもしれません。そういう意味では、周りの反応は試金石になってくれるという側面があります。

現地サポートの重要性

もち子一家の場合、特に周りから反対意見は出ませんでしたが、反応として1番多かったのが「よく決断したね」というものです。

そこには、もち子に絶対合ってるよ!良かったね、頑張ってね!というサポーティブな意味もあれば、本当にそんな若いうちから大丈夫?と疑問視するニュアンスが含まれていた時もありました。それも当然ですよね。だって留学を決めた時、もち子はまだ若干12歳。本当ならまだまだ親元において見守りたい、そんな年齢でしたから。見知らぬ土地で見知らぬ人々に囲まれて、言語のハンデを背負って生活するわけですから、本人にとっても親にとっても不安がないはずがありません。

余談ですがつい先日、子どもを小学生から単独留学させている親御さんのネット記事を見かけましたが(実際に小学生からのボーディングスクール留学は増加傾向にあるそうです)そのコメント欄に「子育てを放棄している」「外注している」という意見が結構ありました。
放棄とか外注などのワードチョイスには悪意を感じますが、子どもを普通より早く手放すという行為に間違いはないので、こうした「子どもは大きくなるまで親元で育てるべき」などの意見に出会うと、ただでさえ心配は尽きなくて親としても不安になっているわけですから、けっこう心がぐらつくことになるのではないかと思います。

では、何をもって大丈夫だよと安心して送りだせるのでしょうか?子どもの育ちを(実際には見れないけれど)ちゃんと並走しながら見守る感覚を得る、それを可能にするためには何が不可欠なのでしょうか?

日常生活を自律して送れるように練習しておく、とか、英語力を可能な限り上げておく、とか、少しでも安心するために他に準備できることはたくさんあるのですが、もち子一家にとって何よりも不可欠だったのが、現地のエージェントさんの存在でした(現地にオフィスがない、つまり現地サポートが無く日本国内での準備や情報提供を主なサービスとしているエージェントさんとは異なります)
ここがなかったら、と考えてみたのですが、とても想像がつきませんでした。というのも、彼らはただ単にペーパーワークを代理でやってくれるだけの存在ではないからです。そういうことははむしろ手間を惜しまなければ自分たちでもできてしまうところです。でも、現地のエージェントさんの存在は、まさにそこにいない私たちに代わって、目となり足となり子どもを見守って支えてくれる、安心と頼みの綱なのです。

現地のサポート体制をきちんと準備することが、特に幼ければ幼いほど、必須になってくると思います。
その安心を得ることは子どもだけでなく、いえむしろ親にとってこそ、生命線のようなものだと思います。そんなわけで、ここでは、少なくとも渡航後1年間は、このサポートを受けることを強くお勧めしたいと思います。親も子どもも英語には不自由してないから大丈夫、と思っていても。渡航して一年は本当に環境の変化による子どもの不安や生活習慣面での問題が起こりやすい時なので、ここを見守り、相談に乗ってくれ、必要とあらば適宜対処してくれる、そしてそれを親と共有してくれる、そういうサポートを得ることは、必ず費用以上の価値があります。ここが担保されていれば、少なくとも安全面や心身の健康面についての心配はクリアになるのではないでしょうか。

子どもがスムーズに現地に慣れること、アップダウンはあるけれどなんとか学校や友達関係を軌道に乗せていき、そして最終的に留学を成功に導くこと、それはまずはいかに信頼できる現地エージェントさんを見つけられるかが鍵になると思います。少なくとももち子一家にとっては、彼らの存在なくしてもち子の今はなかった、ともいえるべき大切な存在です。

情報が鍵を握る

選ぶ国、学区、学校のレベルなどについての事前の入念な下調べが必須なのはいうまでもありません。公式データだけでなく、可能であればそこに住んだことがある人に直接話を聞けたらなお良いですが、それはなかなか簡単なことではないので、そんな時にも非常に重要になってくるのが現地に実際に住んでいる、中には自分の子供がその学校に通っているよ、といったスタッフさんがいる、そんなエージェントさんからの情報です。

エリアや学校を調べる時に、そこがどんな人種構成比なのか?というのは留学生にとっては正直とても重要なファクターですが、今はプライバシーや平等の観点から、公立校のサイトなどで公にしているデータはないようです。とはいえ、例えば英語ネイティブの現地の人が多くすむエリアか、はたまた中華系が多いか、最近カナダでめっぽう増えているイラン系やインド系の移民が多いエリアか、といったことは、英語の習得に直結してきますし、現地の文化をしっかり体験したいと思っていたら、ぜひ知っておきたいポイントです。

一方、あえて中国やインド系移民が多いエリアを選ぶ人もいます。理由は、そうした地域はダウンタウンや都市部から少し離れていて、新興住宅地であることが多く、結果的に学校も非常に新しくて設備やプログラムが整っていることが多いからです。私の個人的意見で、データがあるわけではないのですが、将来IT系の仕事をしたい、あるいはアカデミック的にレベルの高いところに行きたい、と思っているようなお子さんは、こうした地域を選ぶことが多いように思います。

ただ、こうした情報はネットにもあるのですが、ここ数年で特に北米では移民や留学生を取り巻く状況が大きく変わってきており、その情報が果たして現状とマッチしているかどうか、最新の情報が欲しいところですよね。また、本当のところそのエリアの安全性はどうなのか?この学校が我が子に合っているのか?学校の雰囲気はどうなのか?同じ民族だけで固まってはいないか?それらを見極められるほどのデータはないのが正直なところです。個別のブログなどで体験記を読むことはできますが(このブログも然り)、圧倒的にデータ数が足りないので、本当はどうなの?というところで確証が持てないという限界があります。

私は英語を扱うこと自体はそれほど苦でないので、やろうと思えば自力で留学の諸手続きはできたかもしれません。でも、結果的に情報量の多さと現地サポートがあるという安心感には変えられないと思ったので、3年間通して現地のエージェントさんにお世話になっています。

日本人留学生同士というありがたみ

ここはとても意見の分かれるところかもしれませんが、あくまでもち子の個人的なケースとしてお話しします。

かつての交換留学時代の私もそうだったのですが、現地に行ったら日本人とは固まらない方がいい、できる限り日本語は話さないように、英語ネイティブの友達と交流する。それが成功の鍵だと思われる人も多いです。留学の本や記事では、そう書かれていることも多いですよね。例えば一年未満の留学の場合には、体験としても英語力の向上としても、それは正しいやり方だと思います。せっかくの限られたチャンスですから、やはりいつも日本人の友達と一緒ではわざわざ日本から離れた意味がないし、英語力が伸びないのは確かですよね。
ただ、卒業留学の場合は2〜3年間、とても長丁場です。口うるさい親がいなくて楽しい〜とか(昔の私)、単位は関係ないからとにかく授業に出ていればいいや、と思える長さ気楽さではない。授業内容についていって宿題を提出日までに出す、それを確実にこなしていくためには、相当の努力とプレッシャーがかかってきます。少なくとももち子の場合には、1年目から2年目の半分くらいまでは、課題の多さにメンタルメルトダウンのような危機的状況が2、3度はありました。

そこをなんとか最小限のダメージに抑えて、なんとか課題をこなして乗り切れたのは、まず同じ学校の日本人留学生仲間との支え合いや情報交換ができたこと、そしてエージェントオフィスで開かれる定期的な集まりで、仲間と日本語を話して日本の食べ物を食べ、ほっと肩の力を抜く、そんな息抜きの時間があったからでした。そしてもちろん、エージェントさんから、それこそ日常で困っていることから学校の課題の相談まで、あらゆる側面で数限りないアドバイスをもらえる機会があったこと、これがいかに本人の安心に繋がったかは、言うまでもありません。

もち子1年目の実際はどうだったのか簡単にお話ししますと、1番仲が良かったのは同じダンスクラスを取っていた日本人交換留学生の女の子でした。ただ、2人で固まっていたわけではなく、周りにいつも多国籍なダンス仲間がいたそうです。主にフィリピンやイランからの移民の子たちや、ヨーロッパからの留学生など。やはり1年目でネイティブの友人を作るのは、共通の趣味や世界がない限り結構難しいのではと思いますが、言語のハードルがあるもの同士で仲良くなることで、少なくとも英語を話す環境に身を置きつつ、完全に意味がわからない、わかろうとしてもらえない、というシーンを回避することができたのではないかと思います。しかもお互いにネイティブではないので、失敗を恐れて喋れないという、日本人あるあるの負のループに陥ることなく、少しの勇気を出して会話を楽しむことができたのではないかと思います。

日本人と固まらない、そこを留学の成功のためのルールのように考えてしまうと、助けを求めるべきタイミングでつい一人で抱えてしまったり、いつの間にか燃え尽きてしまったりということになりかねません。あまりそこにとらわれず、少し猶予をもつ気持ちで臨むことも、大切かもしれません。また万が一メルトダウンを起こしそうになった時には、現地で本人の様子を見てくれて、必要とあれば介入してくれる日本人スタッフがいることが、1番の安心材料なのではないかと思っています。

今回は、我が家のケースからみた、長期留学を成功させるための安心材料、というお話しでした。
全部1人で抱え込まなくていい。日本人留学生仲間と思う存分話してストレスを発散して、情報交換をして、何かあったらいの一番に相談できる存在を確保しておくこと。なにも闇雲に未知の世界に単身子供を送り込むわけではなくて、困ったときには助けを求められるんだと知っておくこと。それが、まずは出発前に親御さんが、そして周りが、わかっていることが大切なのだと思います。

さて。ここまでいかにエージェントさんが大切か、というお話しを長々としたのですが、、その最重要事項だったはずのエージェントに絡み、もち子一家は出国を一ヶ月後に控えたある日、とんでもないトラブルに巻き込まれることになります。青ざめるなんてものではないレベルのトラブルです。ニュースになるくらいの。

エージェント選びに成功したんじゃなかったのかよ、だから懇々と語ったんじゃないのかよ、というツッコミも甘んじて受けます。はい。実は一度大きな大きなトラブルに見舞われました。今のエージェントさんは、その後急遽新たに契約した、別のエージェントさんなのです。

だからこそ!!!!声を大にして言いたいのです。エージェントさん選びって、ほんと大事ですよ!!!!!お子さんの命、お子さんの未来を預かってくださる方々ですので、ここはぜひぜひ慎重に、色々なところを実際に見て確かめて、お子さんにとっても親御さんにとっても、納得のいくエージェントさんを選んでください!

みなさんの夢が叶うことを祈っています。

感謝を込めて
やい子

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